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| ■ 第169国会 |
通常国会が終わりました。地元に戻り五條郊外、天神山の実家に妻と共に墓参りしました。ウグイスが鳴き 栗の花咲き 緑燃え自然が生命力を謳歌している趣です。農園に植えた年末の餅つき大会用の稲も青々と育っています。
第169国会はねじれ国会と言われましたが、「天下りや特別会計で政・官・業の癒着が税金を私物化している実態を明らかにしてくれた」と評価してくれています。
国会本来の役割である、国民のための政策の立法化に関して、私達 民主党は68本の法案を国会に提出し、うち22本を成立させました。そのうち14法案は「青少年インターネット安心利用法」など自公与党が民主党案に歩み寄って議員立法として成立させました。8法案は「感染症予防法」や「公務員制度改革法」など政府が民主党の主張を踏まえて原案を修正して閣法として成立させたものです。
内閣が提出する法案は事前に自民党に承諾を取り付け、国会に提出すれば誤りなきものとして民主党案の修正に応じず、強引に多数の力で通してきたのが今迄でした。「100年安心年金」とうそぶいた「年金法」も「後期高齢者医療法」も私達が審議を通じて誤りを指摘し、大反対したにも関わらず強行採決して導入したのです。今になって国民の大反発を受けて立ち往生していますが、2年前に民主党の意見を取り入れる謙虚さがあればこうはなっていなかったのです。
議員内閣制においては何といっても議員の数が政党の力の源泉ですから、参議院で民主党に多数を与えて下さった結果が直ちに政策の推進・実現に繋がりました。マスコミはあまり伝えてくれませんが、国民の声を国会に届け、政策実現に一歩踏み出すことのできた国会でした。皆様のご支援に厚く感謝し、更なるご叱声をお願い致します。
| ■ 地球温暖化対策法案、下水道法改正法案 |
昨夕5時、参議院に民主党の「地球温暖化対策基本法案」を提出しました。私も発議者の一人に加わりました。岡田克也副代表を長とする民主党地球温暖化対策本部が専門家の意見聴取、現地調査、幅広い議論を行って取り纏めたものです。
異常気象が世界中で続出しており、持続可能な人類社会にするために温暖化ガスの排出量を2015年頃をピークにしてその先は地球全体として排出量を低下させていかなければなりません。
民主党はそのため中長期目標を設定し、基本法案としたのです。即ち
◎ 我が国の温暖化ガス排出量を
・ 2020年までに1990年比25%削減する
・ 2050年までの早い時期に60%超削減を目指す
◎ 新エネルギーの供給量を2020年までに一次エネルギーの10%にする
私は森林バイオマス、太陽光発電等新エネルギーの利用促進、転換を主張してきましたが、基本法案の大きな柱となりました。
今国会において議員立法の提案者となったのは4月25日に提出した「下水道法改正案」についで2本目となりました。
なお、下水道法改正案は市町村財政赤字の最大要因である下水道事業を合理化する為に合併浄化槽による水洗化を推進し、併せて公共水域の水質改善をはかるものです。「水問題」も温暖化と共に地球環境上の大問題です。
| ■ 映画 「靖国」 |
3月12日に韓国出身のリ・イン監督の話題の映画「靖国」を見ました。
国会議員全員に対する案内の試写会でした。この映画はその後、封切前に上映を取止める映画館が続出し、政治的圧力によって報道の自由が侵されたのではないかと問題になっています。
リ・イン監督は8月15日の靖国神社を、数十年に渡っていろいろな断面で写し出し、見る人それぞれに自身の靖国を問い直させる、質の高いドキュメンタリー映画にしました。8月15日という特別の日に靖国を舞台に、つらく重い記憶を背負った人々のドラマが年毎に重ねられ、映画を通じて「戦争」と 「歴史」を正面から見据えることを迫ります。
私は、国会議員になって以来、毎年8月15日の国民慰霊祭出席の前に、靖国神社に参拝しています。政治家個人として、地元の遺族の方々の気持ちを受け止め、英霊に祈りをささげると共に、先祖にも礼を尽くしているのです。
国家を代表する総理が参拝することは慎むべきです。これは2年前、当時の小泉総理参拝に関してホームページで表明したところです。政治が責任を果たすことができず、軍事官僚の暴走を許した歴史の結果が、映画「靖国」に現れているとも言えます。官僚内閣制に陥って久しい、現下の政治の危うさも同様です。政権交代の必要を強く思います。上映禁止の圧力は言語道断です。
| ■ 志布志事件 |
鹿児島県志布志の県議選(03年4月)で選挙違反がでっち上げられ、12名が逮捕・起訴されましたが、07年2月の裁判で全員の無罪が確定しました。鳩山法務大臣が検察長官会合で「冤罪ではない」と言った翌日、2月14日の衆議院予算委員会で謝罪したあの事件です。民主党は04年の衆議院補欠選挙の時、地元入りした当時の菅代表が当事者の家族の方々と会い、本事件の解明支援が始まりました。
3月30日、地元の志布志で「住民の人権を考える会」と民主党との第3回意見交換会があり、私が党を代表して出席しました。警察にでっち上げられた事件ですから、被疑者にされた方々は過酷な取調べを受け、短い人で87日間、最長の人で395日間も身柄を拘束されました。裁判なしの言葉の拷問付き実刑といえます。
互いに支え合って生きてきた地元集落の人間関係は、取調べでズタズタに切り裂かれてもおかしくない状況でしたが、住職でもある会長の一木さんを初め、地元の皆さんが団結し、情報を共有し、励ましあって正義の戦いを勝ち抜きました。
当事者の中山県議、「踏み字」事件の川畑さん初め、皆さんのお話をお聞きしました。私は、この様な人間の尊厳を踏みにじる凄惨な偽装事件が2度と起こらぬように、真相の究明と取り調べ過程の「全面可視化」に民主党が取り組むことを表明しました。
行政は組織の維持を自己目的化するものなのです。民の代表である政治が責任を果たさないと、「行政の無謬性」(※無謬:理論や判断にまちがいがないこと)が一人歩きします。この事件も、国民の税金を聖域化する道路特定財源問題も、そして軍事官僚が暴走し聖戦化した大東亜戦争もそうです。民主党は官僚丸投げ政治を排し、政権交代によって責任政治を実現します。
| ■ 前田武志 テレビ出演予定のお知らせ |
事務局より
日頃より大変お世話になっております。
前田武志のテレビ出演が決まりましたのでご連絡いたします。
日時 :3月21日(金)午後8時より
放送局:日本テレビ
番組 :『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中』
http://www.ntv.co.jp/souri/
民主党を代表して、前田武志と原口一博代議士が出演します。是非ご覧下さい。
| ■ 偽装法案 |
自民・与党が提出し強行採決した、いわゆる「つなぎ法案」は衆参両議長の斡旋で撤回されました。3月31日で期限が切れるガソリン税などの暫定税率を5月31日まで2ヶ月間延長する法案でした。
国民への増税を政府が説明もせず、委員会で強行採決しました。国会を封殺する暴挙でした。国会の最大の役目は、政策とそれに必要なお金の見積もり 即ち歳出予算と、裏付けとなる税金等の収入 即ち歳入予算を議論して決めることです。
王様や権力者が勝手に税金を取らない様に、国民の代表が議論して決めるようにしたのが国会の始まりです。
道路特定財源としてのガソリン税(合計約63円/ℓの内 暫定部分約25円/ℓ)について、予算委員会で議論が始まる矢先のことでした。
予算の提出権は内閣にありますが、それを偽装して与党に提出させた福田総理の憲法上の疑義を始め、衆議院で2/3の多数を占める自公与党の暴走は、議会制民主主義を破壊するものでした。
両議長の斡旋により、何とか国会の良識が守られました。民主党を中心に急速に広がった危機感を国民の皆様が共有して下さったからだと思います。
究極の政治改革である、選挙による政権交代なくして日本に未来はないとの思いを再確認しました。
| ■ 寒中お見舞い申し上げます |
18日から通常国会が始まりました。
参議院第一党になった民主党の政策を自公政権も受け止めざるを得なくなったのがいわゆる「ねじれ国会」です。
その成果が年金問題や肝炎対策、被災者生活再建支援など、更には日本の国際平和貢献議論に繋がりました。
ねじれではなく、国会が国民の手に戻ったのです。
皆様のお陰で参議院では最大会派となった国会で論戦を展開し、『生活が第一』を進めて参ります。
| ■ 臨時国会最終場面 |
内閣提出の海上自衛隊によるインド洋給油法案が否決され、民主党提出のアフガン民生支援法が可決されました。憲政史上、画期的なことでした。
アフガンやイラクの戦闘行為を実質的に支援する憲法違反の疑いのある政府の法案に対して、直近の民意を反映した参議院で“ノー”を意思表示したのです。
テロを撲滅するには人々の生活が成り立つように民生を支援し、社会を復興させることこそ重要であり、それを国連の決議の下で必要に応じて自衛隊を出すというのが民主党案です。
衆議院の2/3多数によってこの結果は覆されましたが、国民の意思を参議院を通じて示し得たことは大きな成果です。
またC型肝炎被害者を救済するため給付金支給法は議員立法によって成立しました。行政の不作為問題も含めて司法判断を受けて行政は最大限の責任を果たすべきでした。
結局は立法府が国民に対する責任を果たすことになりました。昨年の参議院選挙が今日の結果に繋がっており、国民の皆様の手に国会が戻ったとの威を深くしました。
| ■ 平成20年新春に寄せて |
明けましておめでとうございます。
皆様方には、お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、春の統一地方選挙、夏の参議院選挙、秋には私の地元橿原市で市長選・市議補選があり、まさに選挙の一年でした。「生活が第一」を掲げる民主党に共感が寄せられ大きなご支援を頂いたことは誠に有難いことでした。
私はこの間、国家基本政策委員長として党首討論の議長を務め、また昨年9月からは民主党企業団体対策委員長として執行部役員に加わり、更に10月からは民主党農林漁業再生本部副本部長、11月からは民主党衆議院総選挙対策本部の副事務総長にそれぞれ就任し、全国各地で活動をさせて頂いています。
平成20年には地域や所得などあらゆる分野での格差を解消し、希望と誇りを持てる社会に変え、日本を再生する一年にしなければなりません。
今年は衆議院の解散総選挙が予想され、私にとっても自民党離党以来ずっと訴え続けてきた「日本の真の政治改革・政権交代」を迫る年となります。参院選で証明されたように皆様方の一票で政治を変えることが出来る最大のチャンスです。
皆様方と膝を付き合わせ、共に政策を練り、行動し、政権交代を実現する一年にしたいと思います。
皆様方お一人お一人のご健勝ご多幸を祈念し年頭のご挨拶と致します。
| ■ 復元力 |
小沢さんが辞意を表明し、民主党代表の進退を執行部にゆだねました。福田総理と小沢代表との党首会談の不調の結果です。昨5日午後の役員会の総意で代表代行、幹事長の三役が慰留に当たりました。
本6日10時の役員会、11時の常任幹事会、更には午後の衆参議員期別懇を通じて民主党の責任に関し議論を深め、小沢さんの危機感を全員で共有し、小沢さんに民主党代表に留まるように説得に当たっています。
政権運営に行き詰った福田総理は訪米を前に小沢代表に会談を申し込み、11月2日の2度目の会談において日本の安全保障と国際平和協力に関して、民主党のマニフェストの受け入れを表明したのです。
即ち「国際平和協力のために、国連の決議のある場合に限り、自衛隊の海外派遣を認める」との小沢原則です。憲法の下に、対等な日米協力と世界の平和に対する責任を果たす原則です。
湾岸戦争、アフガン、イラクとその都度、特別措置法という形で無原則に憲法違反を疑われるような自民党政府のあり方を180度転換するものです。やっとで日本の安全保障と国際平和協力に心棒を立てることが出来るのです。
湾岸戦争以来、日本が安全保障の問題で危機的な状況に陥る度に、苦渋に満ちた決断と責任を果たしてきた小沢さんにとってこれは想像以上の政治の、民主党の進展であったと思われます。その先に年金、農業、子育てなど当面の諸問題を国民のために民主党の政策で乗り切り、選挙で評価を受けて若い民主党の勝利につなげようとしたのでしょう。
政治改革の道を共にしてきた私には小沢さんの昂揚感と危機感は分かる気持ちがします。私もこのような理解から役員会で来るべき総選挙・政権交代に向けての必死の取り組みと小沢さんの留任を強く主張しました。
民主党の復元力を示し、「雨降って地固まる」にしたいと願います。